自宅にインターネット環境を実装するためには、モデムと無線ルーターの2種類の機器が要ります。前者のモデムはインターネットプロバイダと契約した際、サービス提供元からレンタルできる事が多いです。後者の無線ルーターはユーザー側が自分で別途用意する必要があります。無線ルーターは主に家電量販店、ネット通販サイト等で市販されています。家庭用のルーター製品は近年非常に充実してきており、多種多様な商品がショップに並んでいるので事前の比較が大事です。
家庭用のルーターの選び方には、ポイント5つあります。最初のポイントですが、製造メーカーです。すでに多くのネットユーザーが太鼓判を押す大手メーカーのルーターであれば、信頼感が持てます。ネット初心者でも耳にした事がある企業の製品は、それだけ世間での知名度がある証です。知名度とメーカーの信頼度は比例している事が多く、家電量販店やネット通販サイトの売り上げランキングでよく見かけるブランドは、それだけ安心感があります。ネット動画サイトやSNSで家電やネットに、詳しいインフルエンサーの方が紹介しているブランドもネット初心者にはおすすめです。
2つめの選び方のポイントですが、無線ルーターの販売価格です。製品のパフォーマンスと販売価格は基本的に比例しています。ただ一般消費者の家庭で使うだけならコストパフォーマンス重視のエントリーモデルでも十分です。毎日大容量のファイルを送受信したり、高頻度でオンラインゲームやネット動画配信を楽しむといった用途であれば、高性能な高級ルーターがおすすめです。購入する目的を今一度確認してから、それに見合った価格帯の製品を買うのがベストです。
3つめのポイントは、一度に接続できる機器の台数となります。家族と一緒に暮らす世帯の場合、自ずと同時接続する機器の数が増えるはずです。家族一人が複数のネット機器を持っている時代ですので、例えば4人家族であれば同時接続数が10台以上のルーターがおすすめとなります。対して一人暮らしなら5台程度の製品で、十分となります。
4つめのポイントは、無線ルーターの大きさや重さです。リビングに設置するなら小型でコンパクト、軽量なモデルが適しています。それとは違い、自室に設置するならパフォーマンス重視の大型モデルを選んでみるのも良い選び方です。
5つめのポイントは、初期設定の難易度です。メーカーや製品によって初めて使う際の初期セットアップの方法に、かなりの違いが見られます。初心者の方は、初期セットアップが簡単なモデルや分かりやすいマニュアルが公式サイトに用意されたメーカーの品を選ぶのがおすすめです。